北部

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モーリシャスで「北部」といえば、グランド・ベイ(Grand Bay)が真っ先に浮かびます。グランド・ベイは開発が続いた場所で、モーリシャスでも主要な観光地となっています。

北の島々や海でのアクティビティに乗り出す出発地、グランド・ベイには2つのビーチがあります。そのひとつ「ラ・キュベット(La Cuvette)」はちょっとした隠れ家。保全対象となっている貴重な「テクテク」という小さな白い貝が砂の中に隠れているのを今でも見ることができます。

大通りの裏の小道を歩いて、地元の小さなショップをのぞいてみましょう。きっとすぐ、さまざまなレストランとナイトライフで有名な、魅力と活気あふれるこの村のとりこになるはずです。

モーリシャス北部にはもうひとつの美しい村、カップ・マルルー(Cap Malheureux)があります。この村は赤い屋根の教会、北の島々の景色、そして漁業コミュニティで有名です。 

見どころ

グリーンツーリズム

マプーのラブルドネス果樹園

グランド・ベイ近く、熱帯の果樹や色とりどりの薫り高い花々をご覧ください。

アンスリウム、ブーゲンビレア、ハイビスカスの中を散歩したら、果樹園で育った果実から作られたジャムや新鮮なしぼりたてのフルーツジュースを味わいましょう。モーリシャスの地元の人々は、自宅や庭用の植物や花をラブルドネスLabourdonnaisで買い求めます。 

シール・セイウッドザーギュール・ラングーラム植物園

このパンプルムースのガーデンは、オオニバスの大きなスイレンや多数のヤシの木など、その国内外の植物の多彩なコレクションで世界中の植物学者の間でその名を知られています。

タリポットヤシ、あるいはコリフェ・パラソルがこの場所のハイライトです。伝説では、50年から70年に一度だけその花を咲かせ、そして枯れるといわれています。

都会の雑事は忘れてしまいましょう。のんびりとした散歩をお望みでも、きびきびと歩きたいときでも、ここでは新鮮で清浄な空気を吸ってリラックスできます。 

文化

カップ・マルルーの赤い屋根のチャペル

カップ・マルルー(Cap Malheureux)は 島の最北端部にあります。ここは、1810年、二度目に英国がこの島を攻撃した際、司令官のジョン・アバクロンビーが軍を上陸させた場所です。さらに、カップ・マルルーの大切な場所といえば小さなチャペル、Notre Dame Auxiliatrice、別名赤い屋根のチャペルです。そこでは、繊細な建築と大きな聖水盤の美しさを楽しみましょう。 

トリオレのMaheswarnath Mandir

トリオレ(Triolet)はこの島で最も長い歴史をもつ村ですが、それだけではありません。最大のヒンズー寺院、Maheswarnath Mandirがあるのです。これは、シヴァ神、クリシュナ神、ヴィシュヌ神、ムルガ神、ブラフマー神、ガネーシャ神などを奉じています。

入口では、聖なる場所に敬意を示し、革製品を持ち込まないでください。 

ゴランマーケット

ゴランマーケット。ゴラン(Goodlands)は14,000人の人口をもつ大きな村です。火曜日と金曜日には生地とファッション(レディトゥウェア、プリントコットン、サリー)のマーケット、そして水曜日と土曜日には果物と野菜のマーケットでにぎわいます。 

プードルドールのポールとバージニーのモニュメント

モーリシャスで最も有名な物語は「ポールとバージニー」です。この物語は、北東の岸に沈むサンジェランに着想を得て書かれました。小さなモニュメントが、この船の沈んだ場所を標しています。

伝説によると、貧しい生まれのポールが、高貴な身分のバージニーの帰りを待っていました。しかし、彼女の乗った船、サンジェランは岩にぶつかってしまいます。ポールは愛する人を救おうと海に飛び込みましたが、慎み深いバージニーは彼を追って岸に戻るために服を脱ぐことを拒みます。ついには、彼女のビクトリア調の服は水を吸って重くなり、彼女は溺れてしまいます。ベルナルダン・ド・サン=ピエールの本では、ポールはその後悲しみのあまり亡くなったとしています。 

Van Annチョコレート工場

モーリシャスでは珍しく、Van Annチョコレート工場は地元の人々や観光客を高速道路近くのカルバス(Calebasse)の工場への見学を許しています。1992年にベルギー人女性が創設し、ベルギースタイルのプラリネ、革新的なパッケージング、主にホテルに流通しているおいしいチョコレートで有名なVan Annですが、これはモーリシャスで最もスイートなチョコレートの製造を見学し、そしてもちろん、気に入ったものをお買い上げいただけるチャンスです! 

文化遺産

パンプルムースの歴史

17世紀にはじめてモーリシャスを植民地化したオランダ人にちなんで名づけられたパンプルムース(Pamplemousses)。この土地には、豊かな歴史があります。古い墓所、18世紀に建てられたアッシジの聖フランシスコ教会などの見どころがあります。モーリシャスの砂糖生産の歴史を伝える博物館「ラヴェンチゥア・デゥ・スークル(L'Aventure du Sucre)」は、奴隷制やラム産業を含む島の歴史の概要を伝えています。 

ビーチ

島の北部にはたくさんのビーチがあり、その美しさを互いに競っています。モーリシャスの人々にも観光客にも人気があるのはモクマオウが並ぶTrou aux Biches 、そしてポワントオー・カノニエ(Pointe aux Canonniers)からグランド・ベイまで長い弧を描くビーチMont Choisy 、そして美しいペレベール(Pereybere )パブリックビーチです。

もっと冒険心のある方、もしくは静かで穏やかな場所を求める人々は、ペレベールのパブリックビーチの左手または右手から石を越えて歩き、Casita やBain Boeuf のプライベートビーチを目指しましょう。透明な青い水、美しい景色が待っています。

地平線が晴れ渡っていれば、岸のどこからでも日没を楽しむことができます。太陽の通り道がより北に移り、大気が色をくっきりと映し出す冬の時期には特に、「緑の光線」を探してみましょう。でも、目には気を付けて。太陽を直接見ないようにしてくださいね! 

お出かけ

ショッピング

グランド・ベイとパンプルムース

ショッピングがお好きな方には、グランド・ベイ(Grand Bay)のサンセット通り(Sunset Boulevard)がおすすめです。グランド・ベイのLa CroisetteやSuper Uなどのその他のショッピングセンターには、屋外のプレイエリアやスケートボードパーク、バンパーカーなど、お子様(そして童心をもったあなたも!)に最適な遊び場があり、あなたがショッピングしている間、そこで過ごすことができます。

お土産を探している方は、パンプルムース(Pamplemousses)を目指しましょう。ハンディクラフト製品、ギフトボックス、地元のファッション小物、船や航空機のモデル、絵画やジュエリーなどが見つかります。さらに、パンプルムースには、船のモデルや船に関連した記念品の有名メーカーがあります。 

スポーツ

サイクリング

カップ・マルルー(Cap Malheureux)から小さな村々、砂糖畑、松林を抜けカロディーヌ(Calodyne) やサン=タントワーヌを目指しましょう。小島の風景も楽しめます。

セーリング

保護された湾のおかげで、グランド・ベイはモーリシャスのセーリングパラダイスです。ここからはヨットの旅、いかだクルーズやプライベートのセーリングボートの貸し出しもできます。セーリングのコンデションは理想的、モーリシャスの周辺をまわり、北の海岸に広がる島々を訪れるには最適のヨットが借りられます。 

カイトサーフィン

北部、特にカップ・マルルーやアンス・ラ・レの周辺にはカイトサーフィン向けのスポットがいくつかあります。

ダイビング

北部には島でも最も美しいダイビングスポットがあります。ダイビング初心者から経験者まで、幅広く興味深いオプションが用意されています。最も人気のある場所を挙げてみましょう。コワン・ド・ミル(Gunner's Coin)では、水深26メートルでダイビングの度に大きなブダイを見ることができます。推進26から38メートルのホエール・ロック(Whale Rock)では、運がよければシュモクザメに出会うことができます。水深16から25メートルのホルトズロック(Holt's Rocks)はその名が示すように、海の下に大きな岩が並んでいます。Trou aux Bichesには、家族向けのスポットが見つかります。そして、ポワント・オー・ピマン(Pointe aux Piments)では、亀と一緒に泳げます。水中でも使えるカメラをお忘れなく! 

その他の水中アクティビティ

わくわくする、楽しい海の楽しみ方はいろいろあります。ブルー・サファリ(Blue Safari)潜水艦や水中スクーターでの旅もそのひとつ。ダイビングをしなくても、モーリシャスの海の豊かな生き物たちとの素晴らしい出会いは可能です。

小島を周遊

北の小さな島々

モーリシャス北部の小さな島々は、ボートやダイバーのお気に入りの経由地。島々で羽を伸ばす前、いかだでもスピードボートでの旅でも、北の島々へ少し寄り道する価値はあります。

カモメたちが巣を作るコワン・ド・ミル(Gunner's Coin)の澄み切った水の中へのシュノーケリングからプラット島(Flat Island)やイロ・ガブリエル(Gabriel Island)のまわりでの水泳、ピクニックまで。ここへ来たことを後悔することはないでしょう。

ロンド島(Round Island)は独特の自然保護地で、固有の植物や爬虫類、その土地の種の保全のため、特別許可がない限り入ることは禁じられています。 

ポワント・オー・ピマンのモーリシャス水族館

この楽しく環境にやさしい、ポワント・オー・ピマン(Pointe aux Biches)の水族館はサメのような大きな捕食動物の水槽をはじめとする200ものモーリシャスの魚類、脊椎動物、サンゴ、海綿がそろっています。 

ナイトライフ

モーリシャスの夜を楽しみ地元の人々と交流したいのなら、熱気を感じさせるグランド・ベイが最適な場所です!夜、海岸線に沿って歩きましょう。様々な活気あふれるディスコやクラブ、バー、ラウンジやビリヤードホールが見つかるはずです。